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You☆ゆう☆ネット 2024年6月号(Vol.53 テキストデータ版)
今号のみどころ
今年の元旦に、能登半島をおそった激震。「能登半島地震」で被災した仲間たちを思って始めた募金活動について、遅ればせながらご報告します。また、障害者問題を語るときに、決して素通りすることのできない「優生裁判」のこと。とくに最高裁大法廷で審理されている5件の裁判の弁論期日に、夢宙からも傍聴応援にもかけつけました。インクルーシブ教育のチームによる学校現場での交流活動。はたまた、仲間のセンターで参戦した「星空カップ2024」。またまた引き続き、私たちは地域にどんなふうに溶け込んでいくか作戦を練りながら、今日もわいわいやっています!
You☆ゆう☆ネット 2024年6月号(Vol.53)
KSKS 第三種郵便物承認 通関 7539号 2024年6月28日発行
自立生活夢宙センター
■表紙(1ページ)
題字:KSKS You☆ゆう☆ネット
~自立生活夢宙センターの“いま”と元気をお届けする つながり★通信~
イラスト:夢宙センター理事長・平下耕三(社長)が微笑んでいる。
もくじ
2024年度 意気込み式・・・2
ブラジル報告会と交流会・・・3
アメニティーフォーラム27・・・4
インクルード劇団 夢屋・・・5
ようこそ!こねくとさん!!・・・6
ヤング委員会 IL合宿 in メインストリーム協会・・・7
優生裁判の今!~最高裁の勝訴と政治的解決に向けての正念場~・・・8
令和6年能登半島地震被災障害者支援募金活動・・・9
第3回星空カップ2024・・・10
南港光小学校との交流・・・11
IRAKUYA GORILLA×地域に溶け込み大作戦!・・・12
ダスキン研修生ジョヒールがキター!& IRAKUYA GORILLA NEWS・・・13
生活介護すぺ~すしゃとるのページ お花見&レッドハリケーンズイベントに行きました!・・・14
チョッキのちょっとまちんさい!!それおかしいじゃろ!?・・・15
自立生活夢宙センター
■2ページ
タイトル:2024年度 意気込み式
イラスト:1ページ全体の背景に満開の桜
写真:意気込み式で、ダンスのキイチ先生を真ん中に、参加者全員で踊っている様子。
写真:「進取果敢」と書かれた掛け軸。
2024年4月2日毎年恒例の意気込み式を開催しました。本年度の指針となる四字熟語は【進取果敢】(自ら進んで積極的に事をなし、決断力が強く大胆に突き進むさま。)
オープニングセレモニーとして、いつも生活介護「すぺ~すしゃとる」のメンバーがお世話になっているダンスの先生キイチさんが駆けつけて下さり、みんなでダンスをし、盛り上げてくれました。その後、そして本年度の新体制として新常勤5名、新特役2名、新AS4名から様々な意気込みと夢宙当事者スタッフから激励の言葉を頂きました。今年度の意気込み式では踊ったり、歌ったりと例年にない賑やかな式となり、代表から「昔の夢宙の雰囲気を思い出した、今年で22年目だが、まさかこんなに続くとは!」という言葉もありました。
写真:新特役のだん六とポール
写真:新ASのB介、ポン太、ぜんじ、あひ
写真:新常勤のジェッタ、ゼル、キッド、ジモー、空
写真:意気込み式の集合写真。前列中央で社長がマイクをもっている。
写真:社長のイラストが描かれたバースデーケーキ
担当:登(アンディ)
■3ページ
タイトル:ブラジル 報告会と交流会
イラスト:ブラジルの国旗と日本の国旗
4/15に国際協力における「障害の主流化」の取り組みとして、自立生活センターぱあとなぁの地村さんより、ブラジルでの報告会がありました!!
JIL(全国自立生活センター協議会)の国際プロジェクトでは、障害当事者が関わっていくことを提案しています。そして今、ブラジルでは「インクルーシブ保健」プロジェクト立案の可能性を探り、事前調査から当事者を調査団メンバーとして起用。障害者が公的サービスを受けられ、生活と質が向上する方法を調査・検証するために、今年の1/6~23の間、地村さんをはじめ5名の調査団の方々がブラジルへ!
写真:拳を突き上げる、リードオン!のポーズで参加者全員の集合写真
イラスト:ブラジルの国の形の中に、にブラジルの国旗の中央にある天球儀。
●報告会に参加した方からの感想●
Nさん「障害者は病院に行きたくても、車椅子がなく行けない。病院に着いても、バリアだらけで医療を受ける事自体もむずかしい。身体障害で、社会参加していくには、自分の体の一部となる車椅子や白杖など補装具が必要不可欠。でも社会参加していく以前に医療すら受けられない状況がよくわかった」「貧富の差も激しく、社会参加への不平等も大きそう」
Yさん「海外では車椅子が簡単に手に入らない。日本から寄付ができたとしても、その後のメンテナンス問題が引き続きある」「日本の医療体制は皆保険で受けることができるが、海外では医療すら受けられない。海外では障害者のおかれている状況は、今も昔も同じだなと思った」
「その国でエンジニアを育てないといけない。いくら、日本の友人らが車椅子やバッテリー、クッションを送っても、その国で、できる方法をみつけていくことが大切」
写真:会場が満員!ブラジル報告会の様子。
イラスト:日本の国旗とブラジルの国旗を手にもっている。
このブラジルでの報告・交流会は、場所を知ってもらう事もかねて、IRAKUYA GORILLA(昨年10月オープン)で、おこなわれました。60名ほどが参加。
東京や愛媛から、大半が自立生活をしている当事者や、各自立生活センターで活動している人や関係者の方々で満員御礼でした。
交流会では、IRAKUYA GORILLAの美味しいごはんで、楽しい時間を共に過ごし、盛り上がっていました。
JILさくら車いすプロジェクト(海外アジア諸国の自立生活リーダーを応援。中古車椅子寄付支援等)担当者からは、この件については、「どう思う?」「どんなアイデアがある?」とか。海外に関わってきた人、関わったことない人も 「これはどうなってるの!?」「こんなふうにしたらどう!?」「こんなんはどう!?」と、いろんな意見が飛び交い、笑いの中、自由に大きな夢が語られる場面がありました~
参加者には、自立生活を始めたばかりの当事者がいて、初対面でも自分からどんどん挨拶し、交流されていました。JICA(国際協力機構)で活躍してきた女性の方からの話や、「昔の日本は大学にも障害者はいなくて、別の大学の障害者と情報交換をしてきた」という障害当事者の話など盛りだくさんに聞けました。しゃちょーこと、夢宙代表からは、終わるのを惜しみながらも、「明日もあるので・・・」と、なんと4回目の一丁締めで無事に終了。みなさま、おつかれサマでした!♪ 担当:野崎(ごん)
■4ページ
タイトル:アメニティフォーラム27
~劇団夢屋や劇団風の演劇、共生社会の実現に向けた熱い議論が繰り広げられた3日間~
2024年2月9日から11日まで、びわ湖大津プリンスホテルのコンベンションホールでアメニティフォーラム27が開催されました。全国から900人を超える参加者が集い、大盛況となりました。
●初日:劇団夢屋の愉快なステージ
フォーラム初日の夜、劇団夢屋の公演が行われ、参加者たちはその魅力的な演技に引き込まれました。劇団夢屋の公演は、イベントの幕開けを華やかに彩り、参加者の期待を一層高めました。
写真:講演後挨拶をしている劇団(舞台の上に7人が並んでいる)
●トイレ事情についての熱いトークセッション
2日目の朝は、社長と劇団風の柳瀬さんによるトイレ事情についてのトークセッションが行われました。朝早い時間にもかかわらず、多くの参加者が集まり、熱心にトークに耳を傾けました。このセッションでは、トイレの快適さや衛生面についての具体的な議論が交わされ、日常生活の質を向上させるための有益な情報が提供されました。
写真:トークセッション中の写真。左から高橋さん、社長、柳瀬さん。
写真:カラフルな風船で作った帽子をかぶっておどける夢宙スタッフのドカベン。
●劇団風の圧巻の演劇「ヘレンケラー」
ヘレンケラーの生涯を描いたこの作品は、視覚・聴覚に障害を持つ人々の困難とそれを乗り越える姿をリアルに表現していたので、多くの観客の心に深く刻まれたことと思います。
●報酬改定とその影響
今回のフォーラムで注目を集めたのは、報酬改定に関する議論です。事業者にとって関心が高い部分であり、特に相談支援事業については平成30年以来の大改正となったので、この改正の意義と影響について熱心に議論しました。
●フィナーレ:新しい団体「ホトトギスの会」の創設
フィナーレでは、「これからの社会創りのために、新しい団体が立ち上がります」という力強いメッセージが発信されました。地域生活支援拠点等を中心とした共生社会を目指す全国協議会、「ホトトギスの会」が創設されることが発表されました。
写真:フィナーレの様子。ステージ上でたくさんの人が両腕を挙げている。観客も手を挙げている。
●参加者全員が、新たな一歩を踏み出す機会に
3日間にわたるアメニティフォーラム27は、参加者全員が共生社会の実現に向けた新たな一歩を踏み出すための貴重な機会となりました。このフォーラムで得られた知識や経験を糧に、全国各地でさらなる活動が展開されることが期待されます。
担当:中島(ちゅー太郎)
■5ページ
タイトル:インクルーシブ劇団 夢屋
2024年3月に住之江区地域の小学校、敷津浦小学校に人権教育の一環として呼んでいただき、夢屋で行ってきました。
今回は劇を観てもらうだけでなく、劇を作るために役者さんはこんな練習をしているよ!というものを生徒さんも参加してもらうワークショップ形式にしました。夢屋の障害当事者スタッフと一緒に交流しながら、楽しんで体験してもらうために、総勢16名で向かいました。
写真:夢屋が小学生の前で劇をしている。
体育館に集まってくれた小学3年生の生徒さん達と挨拶の後は、夢屋の説明を簡単にしてから早速ワークショップに入っていきます。
今回用意した内容は「皆で協力して舞台上に絵を作る」「はぁ?っていうゲーム」「音楽にのって踊る、声を出す」の3つでした。
それぞれのゲームで障害当事者メンバーと生徒さんとで交流しながら盛り上がりました。最後に流行の音楽にノッてみんなで声を出しながらダンスをして身体を動かし、休憩の後「妖怪バリャーをやっつけろ」の劇を観てもらいます。
舞台の上に担任の先生を連れてきて巻き込んだり、最後は観ている生徒さん達に一緒にバリャーをやっつけるのを手伝ってもらったりしました。そんなふうに、事前のワークショップで声を出し、身体を動かして、生徒の皆と仲良くなったおかげで、劇の最中も応援や笑い声が飛び交う、楽しい観劇空間になりました。
写真:担任の先生を劇の舞台にひっぱってくる妖怪バリャー
最後に用意していた夢屋メンバーへの質問タイムも時間が来るまで質問が止まらない程、車椅子の事や生活の事、劇の事、メンバーのプライベートについて等、いっぱい興味を持って、色々聞いてくれて、授業を終えました。
担当:溝口(あんちゃん)
■6ページ
タイトル:ようこそ!こねくとさん!
3月5日、6日の2日間、静岡県浜松市から自立生活センターこねくとさんが来所されました!
1日目は「組織運営」「生活介護」「自立支援」「コーディネート」「事務」の5グループに分かれて、それぞれこねくとさんから事前にいただいた質問に答えたり、意見交換をしました。それぞれの立場で意見を出し合い、有意義な時間を過ごせたように思います。
こねくとさん研修2日目は、「おもてなし」!男性・女性で別れて事前に聞いていた大阪でしたいことをしてもらいに大阪の街へ繰り出しました!
男性メンバーはお好み焼きの「鶴橋風月」で風月焼のモダンとドリンクのメガサイズを1人1つずつ!満腹になった後は、難波の観光名所を回り、最後はリクエストのあった「メイドカフェ」へ。日本橋のメイドカフェ発祥の場所で、裏メニュー「ツンデレーダー」を頼みました。店内に居るみんなが一つになれたその内容は・・・💦ご自身の目と身体でぜひ体験してみてください(笑)
写真:男性6名が両手を顔の横で猫の手のように握っている。メイドカフェ後は、この笑顔!
女性メンバーは「吉本新喜劇」へ。朝早めの出発だったのでパンを道中で買い、なんばグランド花月(NGK)まで楽しくお話をしながら向かいました。NGKの前にある「わなか」でたこ焼きを買い、いざ新喜劇の世界へ。観劇しながら食べるたこ焼きは、少し手元は暗く見づらかったですが、めちゃくちゃ美味しかったです。大爆笑の後は、お土産をたくさん買い、カフェで少し休憩。話は尽きず、たくさんお話させてもらいました。
新大阪で合流し、「551」や「りくろーおじさん」「カール」などたくさんお土産を求めて並びましたが、たくさん人が並んでおり新幹線の時間がぎりぎりになってしまいました。少しバタバタしましたが、無事、帰られました。帰り際「またねー!!」と再会を約束しました!
写真:吉本興業創業110周年記念のディスプレイを背景に、女性6名で記念写真。大爆笑後、おみやげをたくさん買いました!
写真:新大阪駅で、全員が集まっての記念写真。バタバタの中、みんなでスマイル!
担当:松本(まい)、町田(ドカベン)
■7ページ
タイトル:ヤング委員会 IL合宿 in メインストリーム協会
2024年4月5日~6日JIL関西ブロックヤング委員会(以下、ヤング)で1泊2日のIL合宿を行いました。数年ぶりのヤング合宿、コロナ禍で集まれず、なかなか対面で交流は出来ませんでした。
ヤングもメンバーが増え、コロナ禍に加入したメンバーや自立生活センターで働き始めたスタッフもいるのでまずは、交流をメインとしたIL合宿をしようという事になりました!
ただ交流するだけではなく、自分たちより少し先輩たちの自分史やIL運動などの話も聞くことでより日々の活動に力もはいり、横の繋がりもできると思いました!!
場所は、西宮にあるメインストリーム協会(以下、メイン)の場所をお借りして合宿を行いました!
写真:鍛冶さん(左)が話している様子
まずは、真面目に研修からスタート!メインの鍛冶さんに自分史やIL運動の楽しさ、海外支援・インクル教育など分かりやすく面白い話でした!休憩を挟んで、リアライズの辻田さんにも自分史や泉大津TRY、世代交代についてなど、かなり深堀した話を聞きました。普段から一緒に活動することがある二人の自分史を聞く機会がなく、世代も近いのでとても刺激があり、横の繋がりもより強くなったと思います。
写真:焼肉をホットプレートで焼きながら交流会を準備中
夜は、メインのスタッフも参加してもらい交流会をしました!メインの交流会はとにかくしゃべってしゃべりまくる!ヤングメンバーが机を回りながらメインのスタッフたちといっぱい話をして、交流会終了後も残ってくれたスタッフとヤングメンバーで朝まで話をしていました。←3時過ぎにチョッキはダウンし寝てしまいました(笑)
写真:辻田さんが話している様子
朝まで語り合う合宿など経験したことのないヤングメンバーもいて、皆とても楽しそうにしていました!真面目な企画も大切ですが、交流(遊び)も繋がりを作っていくのに重要なので、毎年ヤングメンバーや関西ブロックの若手でこんな合宿ができればと思いました!!
場所や合宿や交流会の準備まで、メインストリーム協会の皆さんに大変お世話になりました。ありがとうございました。
写真:メインストリーム協会前で集合写真
担当:馬場(チョッキ)
■8ページ
タイトル:優生裁判の今!
~最高裁の勝訴と政治的解決に向けての正念場~
◆優生保護法問題の早期・全面解決を求める3.21院内集会に参加しました。衆議院第1議員会館には350人以上が集まり、オンライン参加者も含めて最高裁での勝利判決、1日も早い政治的解決を求める熱気が伝わってきました。
写真:「誰もが人間としての尊厳を守られる社会に」「国は謝罪と補償を!」と書かれた横断幕を持ち、首相官邸近くで、アピールをしている参加者。
◆集会は2月に亡くなった熊本の原告・渡辺数美さんへの黙祷から始まりました。生前の渡辺さんの声が流れ、国の責任を追及するという思いを強くしました。大阪会場からオンラインで参加した原告・加山さん(仮名)からは、「地裁でいい判決が出たので暗いトンネルから抜け出したような気持ちだった、国が謝罪してくれるように闘っていきたい」という力強いメッセージがありました。最高裁に正義と公平の理念にもとづく判決をもとめる署名は全国から32万3,089筆が集まり、4月26日最高裁に届けられました。夢宙センターが事務局を担うおおさか旧優生保護法を問うネットワークにも約400人分の署名が届きました。昨年9月から8か月間にわたりオンラインや紙の署名及び優生裁判などの周知に個人や団体でご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。32万人を超える署名に込められた思いはきっと最高裁に届くと信じています。
写真:3.21院内集会の様子。満員の集会会場。前方にZoom画面が映し出されている。
◆4月、もう一つ大きなニュースがありました。被害者への一時金支給法が改正され、請求期限が令和11年(2029年)4月23日までとなりました。更に改正法では参議院で、効果的な広報、相談体制の充実、一時金水準等の見直し、被害状況の資料保全といった付帯決議がつきました。
◆5月29日、最高裁大法廷で5件(大阪、東京、札幌、兵庫、仙台)の弁論が行われました。夢宙からも始発の新幹線で最高裁に駆け付け、間に合うかどうか、抽選に当たるかどきどきしながらも何とか傍聴券をゲットできました。全国からは約150の傍聴席に300人以上が集まり、マスコミや障害当事者もたくさんいました。最高裁では弁護団の働きかけにより合理的配慮として、スロープの設置、コンセントの確保、法廷の外での手話通訳などが行われましたが、法廷内の文字・手話通訳費用は当事者の負担とされてしまいました。
写真:5.29最高裁期日後記者会見の様子。原告や弁護士など、顔出し可能な総勢6名が並んでいる画面。
◆報告集会では、原告の方から、裁判官が顔を見て話を聞いてくれた、国に謝ってほしいといった報告がありました。また弁護団からは一時金支給法が成立しているので除斥期間を適用するべきではないという国の主張について、一時金支給法と裁判は関係がないという発言がありました。
最高裁判決期日は7月3日ですが、5月29日の原告の方々の弁論が追い風となって、きっと良い判決が出るものと思います。
担当:岸本(おけいはん)
■9ページ
タイトル:令和6年能登半島地震 被災障害者支援募金活動
2024年1月1日石川県能登半島を中心とした、令和6年能登半島地震が発生しました。元旦に起こった地震と津波の影響で多くの方々が被災されました。心よりお見舞い申し上げます。
地震から約半年が経った今も多くの方が避難生活を送っています。その中には、障害のある仲間達も不安を抱えながらの生活をしています。
写真:募金箱を持つ社長。
夢宙センターでは、障害のある仲間達が1日でも早く安心した生活を取り戻せるように、2月の毎週木曜日17時30分~18時30分の1時間と短い時間ですが南海天下茶屋駅で、街頭募金を行いました。
天候の関係もあり、全3回とかなり短い時間になりましたが、たくさんの人達が募金をしてくださいました。募金をしてくださった皆さまありがとうございました。
募金活動では、泉大津で活動している、自立生活センターリアライズのメンバーや、森ノ宮医療大学のボランティアサークルの学生も一緒に募金をしました。みなさん、ありがとうございました。
写真:募金活動の様子1 女性4人が微笑みながら募金箱をもっている。
写真:募金活動の様子2 募金箱をもったり、募金呼びかけボードをかけて、募金活動中。
写真:募金活動の様子3 駅近くで募金のアピールを読んだり、呼びかけボードをかけて、募金活動中。
写真:募金活動の様子4 呼びかけボードをかけ、口々に募金のアピールを行っている、男性7名。
皆さんからいただいた大切な募金全て、認定NPO法人被災障害者支援ゆめ風基金に3月11日に直接持っていきました。被災地の仲間の支援に使わせていただきます。
ニュース番組などで、取り上げられることがほとんどなくなり、被災地がどのような状況なのか、情報があまり入ってこないですが、ボランティアもなかなか入れていない状況だそうです。
1日も早い復興に向けて、ゆめ風や関西の仲間たちと協力しながら夢宙として被災地の支援に取り組んでいきます。
写真:チョッキがゆめ風の阿部さんに募金を手渡す。背後の「今こそがんばろう」の文字が書かれた布が貼られている。
担当:馬場(チョッキ)
■10ページ
タイトル:第3回星空カップ2024
1月30、31日の二日間愛媛県の松山にてCIL星空さん主催の全国ミニ四駆大会の第3回星空カップが開催されました。
参加方法は今回も事前にCIL星空さんのフェイスブックで告知と募集が行われ、参加申し込み後に抽選されて参加できました。
全国からリモート&現地参加含めて35人が参加しました。
写真:大会用の大きなコース
夢宙センターは今回が初の現地参加で、実際にコースを見て自分たちが地域交流の縁日でしたコースより大きく、迫力があり、いつか自分達もこれぐらいの規模でやってみたいと思いました。
初日は一回戦で、今回のコースは難しくコースアウトが多発してましたが、夢宙メンバーは初の全員突破をしました。
その後、星空さんの事務所で交流会をし、食事と会話をしました。
星空さんの事務所の机には、訪れた人のサインが書かれてるので自分達も書かせてもらいました。
写真:星空の机にサインを書いている。
写真:コースに参加者全員のマシンを並べている。
写真:トーナメント結果の表。「限界を超えろ」の文字が書かれている。
2日目は午前中からレースを行いました。
二回戦目でリッキーがジャンプでレーンが変わり、コースアウト扱いとしてリタイア。チョッキはマシンのパーツが外れながらも走りましたが、コースアウトで敗退しました。
三回戦はあんちゃんのマシンがコースアウトで敗退。まぁ君のマシンがほとんどの人がコースアウトする中、安定して走り切っていましたが、スピード勝負で敗退しました。
夢宙の今回の結果はベスト8が2人でした。
そして第3回大会の優勝者は、星空のしほさんでした。
今年のコースは、速くなるように改造しすぎるとコースアウトが多発しました。年々難しいコースになっているので、来年はより安定を求めてマシンを作り、上位を目指したいと思っています。
大会後に井谷さんに連れてってもらった鯛めし屋はすごく美味しかったです。
写真:鯛めしと釜めし。他にも小皿料理がたくさん載っている。
担当:稲垣(リッキー
■11ページ インクル
タイトル:南港光小学校との交流
2024年2月16日(金)、住之江区にある南港光小学校の5年生と体育の授業を通して交流しました。
●いま流行っている遊びや、好きなスポーツなどをみんなに聞き、その中から、まあくん(河野)、ニック(松井)にやりたいものを選んでもらいました。
●今回は「ドッジボール」と「キャッチボール」!
子どもたちにどうやったら車いすユーザーでも一緒に楽しめるかルールを考えてもらい実践しました。「ドッジボール」では、ドッジビーという柔らかいフリスビーをボールの代わりにしたり、下投げにしたりという工夫があり、さらに担任の先生が「全力で楽しむように」と声を掛けてくれていたので、みんなで遠慮なく思いっきり「ドッジボール」を楽しむことができました! トミー(内田)は、今までボールを当てられた経験が無かったので、当てられると逆にすごく嬉しかったそうです。
写真:ドッジビーを楽しむトミー
写真:的にボールを入れようとするチョッキ
●『キャッチボール』もとても工夫されており、楽しめたので、そちらの内容も興味のある方はぜひドカベン(町田)まで!今回は風邪が流行っていたこともあり、5年生とは給食をご一緒できなかったのですが、1月に一緒にすごろくをした2年生と給食を食べることができました。
みんなで食べる給食は最高でした。担当:町田(ドカベン)
写真:給食を楽しむニック。給食服を着たこどもがニックの牛乳にストローを指してくれている。
■12ページ
タイトル:IRAKUYA GORILLA × 地域に溶け込み大作戦!
IRAKUYA GORILLAがオープンしてまもなく半年…。
はじめは夢宙の仲間しか訪れなかったごりらも、周辺地域のみなさんがフラッと立ち寄れる
地域の居場所となってきました。
そんな半年間のごりらの動きをご紹介します。地域になくてはならない居場所を目指して!
◉ラジねぇのオンラインラジオ体操
ラジねぇ。➝SNS、TVで活躍中のラジオ体操だいすきお姉さん
コロナ禍から、住之江区内の企業&団体をオンラインで繋いでお昼に
ラジオ体操をする“ラジねぇのオンラインラジオ体操”が盛り上がり中
これまでに521団体、2804名の参加者がいます。
そのつながりからごりらに来店&知ってくれている感じがあります。
写真:区全体をオンラインで繋いでラジオ体操!
◉住之江区社協とコラボしたごりらボッチャ
住之江区社協さんとコラボして、地域の高齢者を中心に
流行中の“ボッチャ”を毎月ごりらで開催しています。
夢宙メンバーも参加し、毎回約30名ほどがわちゃわちゃと
ボッチャに励んでいます!
地域のみなさんは凄い腕前の方々も多く、
毎回真剣勝負で歓声があがっています!
写真:社協さんとコラボのごりらボッチャ体験!
◉さざんか折り紙でごりらモニュメント&ごりらぬりえイベント
住之江区民がギネスに挑戦した折り紙企画で作られた4万枚の
折り紙が活かされ、ごりらのモニュメントになりました!
このごりらの顔(社長)はインパクト大で、ぬりえも用意したところ
子ども達が思い思いの色で塗ってくれました!
ぬりえはごりらに展示しています!
写真:区民が折った4万枚の折り紙で、ごりらの顔の大きなモニュメント!
写真:店内に展示されているごりらの顔のぬり絵
◉認知症勉強会などの地域で需要のあるセミナーの開催
住之江区で需要があるのが“学べる場”なのです。
市民の日常生活でみんなが知りたい学びを
ごりらで開催してもらえるように住之江区社協さんと
連携して、【駅直結で雨に濡れない】最強の立地を
活かして頂いております。
写真:駅直結で行きやすい立地で、セミナー会場に
担当:菊池(じん)
■13ページ(上)
タイトル:ダスキン研修生ジョヒールがキター!
ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業で、毎年海外から日本に約10か月研修生が来ていて、今年も夢宙センターやって来ました!
23期生、バングラデシュから来たジョヒール。
夢宙センターでの研修は、イベントなどに重なったり、4日間と短い時間で研修というより遊びになってしまいましたが、遊ぶ事もまた勉強。
ジョヒールが食べに行けるハラールのお店探しをしている中で、ハラールラーメンや焼肉など意外にたくさんある事に驚きました!!
バングラデシュに戻ったらCILを立ち上げたいという事なので、ワクワクしながら応援できるその日が来るのが楽しみです。残りの研修も頑張れ!ジョヒール!!
写真:剣玉をするジョヒール
写真:グリコ看板前で記念撮影。みんながグリコの広告のように、万歳ポーズ。
写真:ハラールラーメンの店で、食べているみんな。
写真:ハラールラーメン
写真:ウェルカムパーティ集合写真。ジョヒ―ルの似顔絵のホワイトボードが後ろ中央にある。
写真:ハラール焼肉の店の前での記念写真。
写真:店内のテーブルで焼き肉をしている。
担当:馬場(チョッキ)
■13ページ(下)
タイトル:IRAKUYA GORILLA NEWS
IRAKUYA GORILLA新メニュー登場!
写真:ホルモン焼きそば 500円
ホルモンにソースが絡み合って最高!
写真:ジェッタの賄いリゾット 500円
裏メニューが人気に応えレギュラーに!
まだまだオススメメニューはたくさんあります!
これからも、スタッフオススメメニューやIRAKUYA GORILLA最新情報を Youゆうネットに掲載していきます!
居心地が良くて楽しい居酒屋・IRAKUYA GORILLAにご来店お待ちしています。
●IRAKUYA GORILLA
居楽屋ごりら
大阪市住之江区新北島1-2-1 オスカードリーム1階
でんわ 090-1449-1955
ご予約・お問い合わせはこちらから→ LINEのQRコードがついています。
担当:瀧谷(パクチー)
■14ページ
タイトル:生活介護・すぺーすしゃとるのぺーじ
小タイトル:お花見
2024年3月30日(土)今年も無事にお花見が開催できました。今年は諸事情(4月は忙しすぎ問題)により例年より早く3月の開催になりました。その為、桜は咲いていませんでしたが、参加者の笑顔の花は満開でした!
お花見のお弁当は、みんなで持ち寄りです。ちなみに僕は、ロッテリアのナゲットを用意しました。
イントロクイズなどのクイズ大会では、夢宙キッズたちがたくさん答えて、賞品のお菓子をゲットし、大喜びしていました。そのあとは、気分よく酔っぱらって覚えていないことも多いですが(笑)、今後、自立を志す人や、夢宙に関わりがある人などもたくさん参加してくれて、充実したお花見イベントとなりました。
写真:住之江公園でのお花見。盛り上がっています!
写真:参加者で記念の集合写真!
担当:衞藤(ゴイスー)
小タイトル:レッドハリケーンズイベントに行きました!
4月19日長居公園の中にあるヨドコウスタジアムにレッドハリケーンズの試合を観に行きました。今回の試合は一度負けてしまうと、リーグ最下位になるかどうか大事な一戦でいつもの試合に比べて緊張感が違いました。そして、この大事な試合を一緒に観たメンバーがトリス、ファルコン、岡ちゃんです。試合が始まり、選手も観客も大興奮の中、なんと!岡ちゃんの目の前までボールが飛んできたのです!当たることはなかったのですが、試合の迫力を間近で感じることが出来てとても楽しかったです。試合も後半に近づきお互いに攻防をしてる中レッドハリケーンズが点を決め試合の流れがレッドハリケーンズに傾き21対18で苦しい思いをしながらも勝利しました。応援を続けてきたメンバー一同、この日の試合は手に汗を握り選手と同じぐらい熱くなれた時間でした。レッドハリケーンズが勝利することが出来てとても嬉しかったです!
写真:坂本選手の名前入りタオルを掲げるしゃとるメンバー!
写真:赤いユニフォームを着て大活躍のレッドハリケーンズ
担当:松井(ニック)
■15ページ
タイトル:チョッキのちょっとまちんさい!!それおかしいじゃろ!?
今回は、夢宙の仲間である岡前さんのお話を紹介したいと思います。
岡前さんは美味しい物を食べるのが大好き!でも地域でご飯を食べに行こうとすると段差があったり席が動かせなかったりと、行きたいお店に行けないこともちらほら…
・4コマ漫画の説明
1コマ目
車いすユーザーの岡前さんが「ぐぅ~」とお腹を鳴らし、よだれを流している。
岡前「今日は、餃子食べに行こっ♪」
おいしそうに焼けている餃子3切れを思い描いている。
2コマ目
ガーン
岡前「あ!!どうしよう、店の前に段差が・・・!!」
お店のドアの前にどんと2段の段差。
岡前さんは、頭を抱え、困った表情。
3コマ目
お店のなかのスタッフに向かって、
岡前「ここで食べたいんです!」(汗をかきつつ、話しかける)
スタッフ「一緒に車いす、持ちますよ!!」
岡前「やった!!」(うれしい表情)
4コマ目
満面の笑みで餃子とごはんを手にしている。
岡前「やっぱりここの餃子がうまいわ~♡」
(まとめ)行きたいと思ったお店に気軽に行くことが難しい現状。この事例のほかにも新しくできたうどん屋さんには小さな段差が1段。スロープの設置を声掛けし何度も通ううちにスロープを設置してくれました!このように声掛けで手伝ってもらえたり、スロープを設置してくれたりと行きたいお店に行くことができるという好事例を、今回は紹介させてもらいました。まだまだバリアフリーのお店は少ないですが、これからどんどん増えていってくれたらうれしいですね。
文:松本(まい)作画:田代(ぴくる)
■裏表紙(16ページ)
☆編集後記☆
梅雨の季節となりました。雨が続くと洗濯物がなかなか乾かなくて大変ですよね…ここで、先日テレビで見つけた早く洗濯物を乾かす方法を紹介しようと思います!洗濯物は浴室に干し、下から扇風機をあてるだけで乾きやすくなるみたいです!ちなみに私は除湿器を大活躍させています。
You☆ゆう☆ネット編集部
夢宙センターへの行き方
夢宙センター周辺地図があります。(地下鉄住之江公園駅周辺の地図)
(電車でお越しの方)
住之江公園駅の改札内、ニュートラム側エレベーターで改札階へ上がる。ニュートラム改札を出て③番出口から徒歩30秒 改札から約50m
※夢宙センターホームページにて、住之江公園下車からのバリアフリールートを写真と動画で紹介しています!
(徒歩、お車でお越しの方)
新なにわ筋、住之江通り(長居公園通り)を住之江公園交差点で南港方面へ。すぐの一筋目を左折した右側がオスカードリーム(地下駐車場あり)。建物内にエレベーターがあるので2階に上がり、左に30m行った左手。
編集人:特定非営利活動法人 自立生活夢宙センター
〒559-0024 大阪市住之江区新北島1-2-1 オスカードリーム2階
TEL:06-6683-1053 FAX:06-4702-4738
E-mail:mutyu@blue.ocn.ne.jp
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編集担当:馬場 直樹
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発行人:関西障害者定期刊行物協会
〒543-0015 大阪市天王寺区真田山町2-2 東興ビル4階
定価:100円
二〇〇〇年一二月一二日 第三種郵便物承認 毎月(一・二・三・四・五・六・七・八の日)発行
KSKS(You☆ゆう☆ネット Vol.53) 第三種郵便物承認 通巻7539号 2024年6月28日発行
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