​You☆ゆう☆ネット テキストデータ版

 

2021年2月号

今号のみどころ

 コロナ禍も厳しい段階に来ていますが、楽しみながら日々を過ごしている夢宙センター!真冬のコロナ対策や当事者の生活ぶりをお伝えします。特集は、昨年秋の大阪都構想反対運動!みなさまの熱いご支援のおかげで、無事大阪市を守り抜けました~!

   優生裁判では大阪初の判決が出て悔しい思いをしたり、オールラウンド交渉で声を上げたり、と障害者運動の情報も盛りだくさん。新しく自立生活をスタートできた若手ホープもご紹介しま~す!

 

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You☆ゆう☆ネット

2021.2

Vol.43

 

KSKS 第三種郵便物承認 通関 6554号 2021年2月26日発行 

イラスト:夢宙センター代表・平下耕三(社長)が微笑んでいる。

 

もくじ

大阪市存続決定!~いわゆる「大阪都構想」への反対運動の軌跡~・・・2

大阪初の優生裁判判決は...不当判決!!      ・・・4

JIL全国セミナーでの精神プロジェクトからの報告&障大連セミナー報告    ・・・5

☆一歩前進 自立生活☆           ・・・6

コロナに負けるな! 当事者の生活 あれこれ Part3              ・・・7

大阪市オールラウンド交渉         ・・・8

夢宙センターのコロナ対策~冬の寒さに負けない編~      ・・・9

すぺ~すしゃとるの最近の活動   ・・・10

チョッキのちょっとまちんさい!!それおかしいじゃろ!?  ・・・11

 

自立生活夢宙センター

 

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大阪市存続決定!

~いわゆる「大阪都構想」への反対運動の軌跡~

 

当初は非常に絶望的でした。9月中旬の時点で、明確に反対する割合は3割強しか居ないなか、新型コロナの対応でリーダーシップを発揮したように魅せた知事への追い風もあって、世論やマスコミも今回は(2度目の住民投票)決まってしまうものだという風潮が当たり前でした。

 

実際推し進めようとしていた、“大阪市を廃止し特別区を設置する制度”(以下、都構想)は具体的な中身はメリットばかりが目立ち、デメリットが見えない制度だったので不安は募るばかりでした。今回の説明会はたった8回(前回39回)しか無く、自分たちで調べないと解らない中、知れば知るほどどうしても反対運動をせざるを得ない。というのが当初の出発だったと思います。

夢宙センターの平下代表からも

「当事者の自立生活を後退させてはいけない!」

という思いで一丸になって動きだそうとしました。

でも・・・

はじめにお伝えさせてもらった通り、世論の反応として、都構想に賛成が多い中、夢宙として反対運動をすることは慎重に議論をして進めていきたいし、そして、コロナ禍で集まることや、声をあげることを制限される中で、“どうすれば夢宙らしくアピールできるか?”

ということに何度も立ち止まって考えていました。

写真1:大阪市役所周辺で夢宙センターのメンバーが円になり、話をしている。都構想反対を唱えるプラカードやのぼりが立っている。

写真2:大阪市役所前で夢宙スタッフのふたりが「くるみぼーい」となり、都構想をネタにした漫才を行っている様子。

写真3:なんば高島屋前での反対運動の様子。「都構想にもう一度NO!」と書かれているプラカードを体にかけているたくさんの車いすユーザーたち。

毎週末、主要駅でのビラ配りも、コロナ禍に拍車がかかり、なかなか受け取ってもらえないし、罵声を浴びせられることもありましたが、足を止めて聞いてくれる方もいたので、一喜一憂せずみんなでひたむきに訴え続けました。

大阪市役所前でのアピール活動や、ミルクボーイの漫才をパロディにしてわかりやすく都構想を伝えた「くるみぼーい」に、Youtube配信、高島屋~大阪市役所間サイレントデモ行進など、投票日に近づくにつれて連日時間を割きました。

 

写真4:「2度と大阪市には戻れません。」「大阪市廃止を問う住民投票・投票に行こう」と書かれたプラカードをかけたふたり。

 

―そして迎えた2020年11月1日、日曜日。―

 

不安と期待が入り混じる中、自宅で開票速報を見守るというのは不安が勝ってしまうというのもあり、ソーシャルディスタンスを確保しつつ、夢宙センターでzoomを利用しながらみんなで開票速報に釘付けになっていました。

 

結果、賛成67万5829票、反対69万2996票。大阪市存続決定!

速報が出たのが22:40過ぎくらいだったと思います。ホントに久々に震えました。

5年前より賛成票が増えて、票差が開いていたあとだったので。

今回の取り組みは非常に意義深いものになったと思います。

 

写真5:zoom配信した画面で、夢宙センターの平下はじめ、4人の男性が缶ビールをもって乾杯している。この写真のキャプション「コロナ禍なので、缶は開けず、バーチャル祝杯をあげました。」

 

新型コロナで様々なことに自粛しないといけない中、夢宙センターとして一丸となって取り組めたこと。

運動団体として、試行錯誤しながらでしたが現代の流れに乗り、運動を起こせたこと。

新しいメンバー、若いヘルパーさんが、右も左も解らない中で反対多数大阪市存続という、運動を起こした結果というものが、肌で感じられたことは非常に大儀があったと思っています。

 

でもまだまだ侮れないは、半数は賛成していたという現実。何のための2度の住民投票だったのかと思うけれども、広域一元化や総合区案等が水面下で推し進められようとしています。

今後も動向に注視していきましょう。                 担当:椛田(かばち)

 

 

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大阪初の優生裁判判決は・・・不当判決!!

<第一次提訴 仮名・空ひばりさん(知的障害)、第二次提訴 仮名・野村夫妻(聴覚障害)の裁判>

11月30日は、旧優生保護法下の強制不妊手術裁判、大阪地裁での判決日でした。判決は、1.原告の請求はいずれも棄却する、2.訴訟費用は原告負担とする、というもの。そのなかでは、憲法13条や14条1項に反する人権侵害として「違憲」であることや障害者の司法アクセスが難しかったということも認めていました。けれど、「除斥期間」という、事件発生から20年経ったら損害賠償請求を認めない法律があり、これが原告さんたちの訴えをはばみました。だれもが、こんな判決に、悔しい気持ちでいっぱい。そんなもやもやを抱えたまま、Zoom配信の報告集会を行いました。

そこで寄せられたコメントをご紹介します。

写真1:「旧優生保護法による強制不妊手術 国は謝罪と補償を!」と書かれた横断幕を持ち、障害当事者や弁護団等が入庁行動をとっている場面。

 

★ 臼井久実子さん(おおさか旧優生保護法を問うネットワーク)

「(障害者が)人間扱いされていない、言語と情報を獲得できなくされてきたなかで、優生手術などの理不尽がまかり通ってきました。判決理由の除斥期間の取り扱いが納得できません」

★ 尾上浩二さん(DPI日本会議)

「私たちが住む社会は、優生思想、優生保護法の被害にいまだに真剣に向き合っていません。この社会が優生思想と向き合い、被害者に謝罪と補償が行われるまで今後も共に頑張っていきたいと思います」

★ 磯野孝さん(大阪聴覚障害者協会)

「50年以上前、聴覚障害者の福祉もまだまだでした。その当時に聴覚障害者がいろいろなことがわかったかどうか。今回の判決はどれくらい私たちのこのような状況を汲んでくれたのか疑問が残ります」

★ 仮名・野村夫妻(原告さん)

「不妊手術をされたことへのこの判決は、本当に悔しいです。除斥期間で切られたことに怒りを覚えます」

★ 辻川圭乃さん(大阪弁護団)

「この裁判では、旧優生保護法は非人道的、差別的な法律で違憲だということは認められました。支援者の皆さんの力が大きいです。しかし、結果的に判決に反映されなかったことに、憤りを感じています」

 

約100名の報告集会参加者が、悔しい思いを抱えたまま、集会が終わりました。

12月11日に高等裁判所への控訴も行いました。引き続き、この裁判を応援していきたいと思います。

写真2:報告集会の現地会場の様子。大会議室で、オンライン配信しながらの集会。

担当:内村(えみちゃん)

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1.お名前 2.所属があればお書きください 3.メール登録をしたいメールアドレス

3点を明記の上、右記までメールを送信ください。 → osaka.tounet@gmail.com

おおさか旧優生保護法を問うネットワーク(窓口・自立生活夢宙センター 内村・岸本)

イラスト:天使の羽が生えた手紙が飛んでいる。

 

 

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JIL全国セミナーでの精神プロジェクトからの報告

 

2020年度JIL全国セミナーでは神出病院においての虐待事件について報告しました。

神出病院は神戸市西区にある精神科病院です。

そこで2018年よりひどい虐待事件が起こりました。

看護師、准看護師ら6人が病院に入院している患者に水をかけたり、ベッドをさかさまにして患者を閉じ込めたり、男性患者同士でキスをさせたりしました。この事件が起きた後、JILとして神戸市に要望書をおくりました。その後、神戸市の担当者と話し合いをしました。

以上のようなことを、JILの活動として報告しました。そのあとセミナー参加者でグループワークをしてもらいました。「このようなひどい事件を知って衝撃だった。」「今の時代でまだこのような虐待事件が病院で起こるなんて」などと事件を知らないセミナー参加者は驚きをもって受け止められた様子でした。

写真1:陶延の仕事風景。パソコン画面を見ながら、微笑んでいる。

写真2:陶延の上半身の写真。夢宙センターにて。

担当:陶延(すえっち)

 

 

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障大連セミナー報告

2020年12月13日にたかつガーデンで障大連セミナー行われました。

午後からの介護部会では「大阪の運動・介護制度の歴史~これまでとこれから」というテーマで、司会に夢宙センターのジョニー松倉、アシスタントにムーブメント伊勢さん、大阪の運動を引っ張り続けている3名、障大連の細井さんより制度がない時代のグループゴリラの話や、ムーブメント渕上さん、夢宙センター平下さんより、平下さんが運動の大切さを再確認した、渕上さんの在宅からの自立生活を応援したエピソードなど盛りだくさんに話してくれました。また会場からの質問では、様々な年代の人たちが増えていき世代間ギャップを感じることがあるかなどのそれぞれの立場で笑いも興しながら答えてもらいました。その中で障害者運動は続けていかなければならないもので、様々な世代間の人達と関わり巻き込みながら、今まで運動を続けてくれていた方の思いを繋いでいきながらどんなに重度な障害があっても地域であたりまえに生活していける社会をこれからも目指していかなければならないと再確認しました。

 

写真左:ムーブメント・渕上さんと夢宙センター・平下

写真中央:障大連・細井さん

写真右:ムーブメント・伊勢さんと夢宙センター・ジョニー松倉

担当:西野(ぴっきぃ) 

 

 

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☆一歩前進 自立生活☆

 

9月から体験室にて自立生活をスタートしていたラッキーこと林 龍磨くん!

なんとなんと!12月末に念願の引っ越しをすることが出来ましたぁ~~! ☆ミ

紆余曲折あって、当初予定していたところには入れなかったりと一筋縄ではいかなかった引っ越しですが、本人のニーズにかなり沿えた物件に引っ越し出来て、いよいよ本格的に自分らしい生活がスタートできます!

それでは、引っ越しをしてウキウキわくわくしているラッキーにコメントを頂きましょう!

 

写真1:キャプション「自宅ベッドにて笑顔で話すラッキー」

 

ラッキー「引っ越しは初体験だったので不安でしたが、無事に済んで良かったです! 引っ越しは半日で終わると思っていたのですが、1日かかったので疲れましたし驚きました! 引っ越しで一番考えていて一番楽しかった時間は電化製品を悩んで決めた時でした!

家具家電を決める事も楽しかったですが、家具家電のサイズ感など考えてこなかったので、苦労しました。新しい家に引っ越しをしてコンビニも以前の家より近くなりましたので嬉しいです。

今はコロナ禍でどこにも遊びに行けていませんがコロナが明けたらUSJや日本橋、なんばに映画を見に行きたいです。」

 

これからの生活がどんなふうになるのか楽しみですね!

では、担当からも一言ずついただきましょう!

 

はやぶ「ラッキーはコロナの影響で支援を開始する時期がずれてしまい、通常よりもかなり待たせることになっ

てしまいました。念願のネットフリックスを大画面のテレビで見ながら、めちゃめちゃ笑顔を見せてくれました。コロナが明けたら洋画やアメコミ、バスケ格闘技など興味があることに積極的に出かけて欲しいと思います。自立した醍醐味をもっと味わってほしいですね。やりたいことはハッキリしている人なので、そんなに心配ないかと思いますが、慣れないことや苦手な事は後回しになりがちなので、少しずつ改善できるようにサポートしていきたいと思います。」

 

写真2:キャプション「写真撮るよー」と言うと起き上がって

笑顔を向けてくれるラッキー。

 

写真3:自宅で笑顔のラッキー キャプション(お酒を飲みながら「はい、ポーズ」) 

 

トキ「ようやくスタート地点に立てたのかな、と。この時期の自立という事で大変な事もあり、なかなか思うように楽しんでもらえていないのではないかと心配です。ひとつひとつ自分の城を住みやすくしてもらいたいですね。まずは引っ越しが出来て一安心といったところです。これからさらに楽しみが増えていくのかと思うと担当としてもワクワクします。」

担当:林(はやぶ)・時枝(トキ)

 

 

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コロナに負けるな!

当事者の生活 あれこれ Part3

イラスト:スーパーマンの男の子と、きつい目で笑っている顔がついたウイルス3つ

 

「新型コロナウィルス」の猛威は1年以上経った今でも収束の兆しは見えず、多くの人々の生活を脅かしています。私たち夢宙センターの障害当事者も、容易に外に出られなかったり、生活面で何かと窮屈な思いをしていたりします。

 

しかし今の状態になってから、それぞれのお宅で工夫をして、いわゆる「新しい生活様式」を確立してきたように思います!この特集も3回目になりますが、今回もコロナウィルスと上手に向き合い、正しく怖がりながら、ヘルパーさんと過ごす「おうち時間」を、当事者の方達にインタビューをしてきました!!

 

ファルコンの場合

もともとお出掛け好きだったファルコン。第1回目の緊急事態宣言で生活介護の事業所が閉所していた時も、ガマンできずに来てしまったり、遊びに行ったりなどありましたが、夢宙センターのスタッフとの話し合いもあって、今はなるべく「おうち時間」をヘルパーさんと過ごすようにしています。

 

家の中で食事をする機会が多いですが、ワンルームの部屋ではどうしてもヘルパーさんとソーシャンディスタンスがとりづらいし、個別にご飯を食べるのでファルコンも寂しそう…そこで食事をするテーブルに飛沫シールドを設置しました♪ちなみにコロナが明けたら「味噌ラーメンを食べに行きたい」そうです(笑)

 

写真1:ファルコンの写真にふきだし:「Youtubeを観て過ごしています!」

写真2:家の中、机の上に色も種類もさまざまな、たくさんのマスクが並んでいる写真

写真3:ファルコンの左目をはさむようにピースサインをしている写真

写真4:ファルコンの家のテーブルにヘルパーとの間にアクリル板が設置されている。ファルコンの写真にふきだし:飛沫シールドすごく便利!

 

 

えみちゃんの場合

 

夢宙センター当事者スタッフとして平日はもちろん土日も大忙しで活躍しているえみちゃんでしたが、コロナの影響でお仕事の時間が短縮され、今は良い意味でゆっくり家で休める時間が取れているそうです。ちなみに今は韓国のラブコメディドラマにハマっているそうです~。

 

「私の場合は風邪やインフルに罹っても重症化してしまうから、換気や加湿や消毒は普段から気を付けているね~。」と言うえみちゃん。介助に入るヘルパーさんには手洗いや消毒を徹底してもらっています!「静岡に旅行に行ってゆったりした時間を過ごしたいわ~。」とも!早くそんな日が来て欲しいですね♪

 

写真・下左1:えみちゃんが自宅テーブルにいる。テーブルの端上の棚には、加湿器、マスク、湿度計が並んでいる。

写真・下左2:テーブル端の棚に、加湿器、マスク、湿度計が並んでいる。「加湿器・湿度計完備!!」の文字

写真・下中央:紙マスクやクリアマスク、フェイスシールド、アルコールなどが入ったヘルパー向けの感染予防防止グッズの箱。説明文「ヘルパーさん専用のマスクやグッズを置いています♪」

写真・下右:3つのクリアパッケージにクリアマスクが入っていて、それぞれに名前が書かれている。

担当:西山(クロユメ)

 

 

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大阪市オールラウンド交渉

 12月、コロナの感染が落ち着かない中でしたが、2日間にわたって大阪市とのオールラウンド交渉が行われました。毎年大阪府との交渉も行っているのですが、支給決定などで直接関わることが多い大阪市との交渉は、みんな、より気合が入っているように感じました。会場に集まった当事者や介助者の中には入口の検温で、いつもより少し熱が高めだった人もいたようです。交渉の中で中心となって進行や発言者の調整をしていただいている障大連の古田さんは、最初のあいさつで「今回は(飛沫感染防止のため)穏やかに進めたいので大阪市も協力してほしい」と言っていましたが、大阪市に当事者の思いが届いていない場合や、納得できない回答の時は、どうしても声が大きくなっていました。

 1日目の介護では、住民投票で大阪市を廃止し特別区にする都構想が否決されたばかりなのに、総合区の案が出ている。福祉サービスが引き下がらないか心配という声がありました。

 また、コロナの影響もあり日中活動を休むことが増えているが十分な介助時間が確保されていないこと、結婚したら支給時間を減らされる、介護のために結婚したのではないという切実な当事者からの声がありました。行政でも8050問題に代表されるように、障害者の生活を地域で支えていく仕組みを作る動きになっているのに、今でも家族依存から抜け出せていないことに矛盾と悔しさを感じます。

写真1:対市交渉の会場の様子。障害者団体と向かい合う形で大阪市職員たちが座っている。

 

 私からは、コロナがおさまったら国が推進している旅行に行きたいと思っているが、大阪市が決めている移動に関わる時間数では1泊2日の旅行で1か月の半分ぐらいの支給時間が無くなってしまい、ホテル内まで使えないので、柔軟に時間数を変更できる制度にしてほしいと伝えました。

 2日目の権利の実現では強制不妊手術について、大阪市として国の法律によって子どもを持つ権利を奪われたことを重く受け止め、病院に対する再調査と救済制度の周知を求めました。教育や交通では避難所でもありインクルーシブ教育の環境整備でもある学校のバリアフリー、歩道の段差、ホテルのバリアフリー情報の提供という新しい課題も取り上げられていました。

 多くの課題に対して大阪市は、国や大阪府の動向を見守る、必要性を検討するという答えでなかなか前に進みません。しかしコロナ対策や強制不妊手術のように、障害者と支援者の命や人権に直結する問題もあります。重度障害者がたくさん地域で生活している大阪市で、これからも安心して暮らし続けられる制度が必要だと思いました。          

そして2020年は、ZoomやYouTube配信で交渉の様子を見守った夢宙メンバーでしたが、全員で会場に行き、直接発言をして、その内容はおかしいとヤジも飛ばせる、そんな日が1日でも早く戻ってきてほしいと感じました。

 

写真2:現地会場内で岸本がいすに座って、マイクをもち発言している。

ふきだしに「コロナがおさまったら旅行がしたいので、移動支援の時間数は柔軟にしてください!」

担当:岸本(おけいはん)

                   

 

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夢宙センターのコロナ対策

~冬の寒さに負けない編~

 

まだまだ新型コロナウイルスの脅威は収まらず、ひきつづき新しい生活様式に苦戦しているひとも

多いのではないでしょうか?

そこで!! がんばらなくてもできる…夢宙センターの新しい生活様式の秘密道具をここでこっそり

お伝えしようかと思います。みなさんの団体でもご検討を!!

 

二酸化炭素モニター

★これを夢宙事務所の各部屋に設置しています。これは空気中の二酸化炭素濃度が数字でわか

る機械で、数字が上がるということは 空気が停滞していて汚い、換気ができてないということ。

夢宙では数字が800をこえたらアラームがなり、換気をするというルールになっています。

なので、ずっと窓を開けて換気をする必要がなく、アラームがなったら窓を開ける

という簡単なルールなので、会議をするときやちょっと集まって仕事をするときなど、

安心感があり、みんなに根付いています。

写真:二酸化炭素モニター

 

両面パネルヒーター

★厳しい寒さにつよい味方!!換気のために窓をあけたりすることも

多いときにはコレ!!

足元をあっためてくれる。しかも両面!!

夢宙の車いすユーザーもスタッフも大助かりのアイテムです!

写真:両面パネルヒーター

 

担当:菊池(じん)

 

 

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すぺ~すしゃとるの最近の活動

 

みなさん!こんにちは!生活介護すぺ~すしゃとるです!

最近はコロナの影響があり、なかなか思うような活動もできないのですが、その中でも楽しく行っていることをいくつか紹介していきたいと思います!

 

◎プチ縁日◎

去年の11月に、夢宙センター、すぺ~すしゃとるが入っているビル全体で『スミノエモーション』というイベントがあり、その中でかなり久しぶりにプチ縁日をしました!

もちろん感染対策は万全にして、子どもさんなどお客さんに楽しんでもらえました~♪♪

久しぶりすぎてこっちのほうがワクワクしてたかも(笑)

写真1:車いすユーザーとヘルパーが縁日のブースにいる。サンタクロースの絵が飾られている。

写真2:くじびきなどの縁日ブースが並んでいる。いずれも飛沫防止シートが付けられている。

 

◎小学校の登校の見守り活動◎

夢宙センターの近くにある小学校の朝の登校を、見守る活動を1ヵ月に1回しています!

しゃとるメンバーも朝のあいさつをしっかりと!小学生のみんなも『おはようございます!』と元気にあいさつを返してくれます!

みんなの地域の身近なお兄ちゃん、お姉ちゃんになれたら嬉しいなぁ~☆☆

またしゃとる縁日などで会える日を楽しみにしていますー!

写真3:3名の車いすユーザーがオレンジ色の帽子とスタッフベストをつけて見守り活動をしている。2名のヘルパーが背後に立っている。

写真4:見守り活動の風景。車いすユーザーと登校中の小学生ふたりがいる。

 

◎オンライン朝礼◎

すぺ~すしゃとるは、大阪府で緊急事態宣言が出てから、しゃとるに来るメンバーの人数を大幅に減らしています。そのため自宅で過ごすメンバーとコミュニケーションをとるため、オンライン朝礼を行っています。

『みんな元気―?』、『家で何してるん?』、などいつもの雰囲気でわいわいしています!

時には突然のクイズ大会や、しゃとるにいるメンバーのジェンガ対決の生中継をすることも(笑)

写真左:オンライン朝礼の風景。しゃとるメンバーのふたりが、パソコンを前にして座っている。

写真中央:パソコン一台。6分割された画面には、それぞれしゃとるメンバーが映っている。

写真右:オンライン朝礼の風景。しゃとるメンバーのふたりとスタッフの1人が、1台のパソコンを囲んで話している。

 

こんな状況ではありますが、しゃとるではみんなで楽しめることをみんなで考えて、今だからできる楽しみを見つけながら活動しています!楽しいことがあれば、ぜひぜひ教えてくださーい!

担当:登(イタリン)

 

 

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チョッキのちょっとまちんさい!!それおかしいじゃろ!?

 

コロナ禍もかなり厳しい段階となり、GO TOトラベルも一時休止中の昨今、みなさま、旅行したいな~!という思いも炸裂していることでしょう。コロナ禍が明ける日を夢みて、今回のテーマも旅に関連して、<ホテル!視覚障害者編>。

ハード面での問題も山積みですが、障害をもつホテル利用客へのソフト面での配慮のなさも、声をあげていくべきところ。多様な背景をもつすべての人に、心地よいホテル利用ができる日が来てほしいですね☆

 

・まんが1コマ目

視覚障害があっても、私は温泉地へひとり旅~♪

イラスト:視覚障害者の女性がフロント越しにスタッフにたずねている。

視覚障害当事者(客)「大浴場を案内してもらえますか?」

スタッフ「もちろんです!」

と客に応じている。

 

・まんが2コマ目

イラスト:広々した大浴場の脱衣所。ロッカーと洗面台が並んでいる。

スタッフ「こちらが大浴場です~!ごゆっくりどうぞ!」

と言うセリフのみ。(これで案内完了だと思って、スタッフはいなくなったかも)

視覚障害当事者の女性は、焦っている。

当事者の心の声:脱衣所やロッカーはどこ、トイレはどこ、浴場の入口はどこ…?いろいろ聞きたかったんだけど…

 

・まんが3コマ目

イラスト:視覚障害当事者の女性が、焦り気味に、手さぐりでロッカーのほうへ向かっている。

当事者の心の声:「脱衣所の中を案内してくれなかったら、音と触覚が頼りか・・・」

説明文:スタッフは、大浴場まで案内するとすぐ去ってしまった・・・

 

・まんが4コマ目

イラスト:視覚障害当事者の女性が、服を脱ぎバスタオル一枚になっているが、突然「ゴオォォォ、ザワザワ」という音が始まり、焦っている。

当事者「水の音を頼りに浴室へ行こう・・・と思ったら。この音で、お風呂がどっちかわからない! どうしたらいいのよ~」

 

●ホテル利用への合理的配慮を、もっと当たり前に●

まんがの中の女性は、どうすれば快適に大浴場が利用できたのでしょうか?

スタッフは大浴場まで案内して終わりにしてしまったけれど、障害当事者には大浴場内の配置や間取りこそほしかった情報。当事者の求める合理的配慮が、ホテルでも当たり前になってほしいですね。当事者にとって、旅はなかなか大変なバリアに出合う試練ともなりえます。困難に出合ったとしても、それを楽しむくらいの旅へのガッツを持ち続けてくださいね~!みなさまの行動が社会を変えていくはず!

 

 

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☆編集後記☆

新年を迎えて、新たな気持ちを胸に飛び立ちたい所ですが、相変わらずコロナが猛威を奮ってます。外に出れず巣籠もりがちなので、これを機に表紙をリニューアルしてみました!!イメージは【飛び出す、動き出す、本気だす】っと、お後がよろしいようで、今年もYou☆ゆう☆ネットよろしゅうお頼申します。      

You☆ゆう☆ネット編集部

 

夢宙センターへの行き方

夢宙センター周辺地図がある。(地下鉄住之江公園駅周辺の地図)

 

(電車でお越しの方)

住之江公園駅の改札内、ニュートラム側エレベーターで改札階へ上がる。ニュートラム改札を出て3番出口から徒歩30秒 改札から約50m ※夢宙センターホームページにて、住之江公園下車からのバリアフリールートを写真と動画で紹介しています!

 

(徒歩、お車でお越しの方)

新なにわ筋、住ノ江通(長居公園通)を住之江公園交差点で南港方面へ。すぐの一筋目を左折した右側がオスカードリーム(地下駐車場あり)。建物内にエレベーターがあるので2階に上がり、左に30m行った左手。

 

編集人:特定非営利活動法人 自立生活夢宙センター

〒559-0024 大阪市住之江区新北島1-2-1 オスカードリーム2階

TEL:06‐6683‐1053   

FAX:06‐4702‐4738

E-mail:mutyu@blue.ocn.ne.jp

 

★情報保障★夢宙センターのホームページから本文のテキストデータをご利用になれます。

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https://www.instagram.com/muchu.center.1053/

 

編集担当:馬場 直樹

発行人:関西障害者定期刊行物協会

〒543-0015 大阪市天王寺区真田山町2-2 東興ビル4階

定価:100円